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第10回 愛と卵とチキンラーメン

2012年2月4日放送分

いずみひな劇場・愛のレシピ
たまごランドのお話

12.jpg

2月になっちゃいました今日は立春、寒いのに春なんですってね。早いもので今回はなんと、記念すべき10回目の「ひなレシピ」なんです。いつもご愛顧ありがとうございます。今日も懲りずに、みなさんをしあわせ~にさせるお料理をご紹介して、今夜の食卓に心も体もあったか~く(SE)
あれっ?キミちゃん。きょうはずいぶんと早いのね。てか、出番まだだよ・・・えっ? 何これ、みなさまのご意見?なになに…「かんたんレシピなのに、最近簡単に作れないメニューが多い」、「材料費で家庭のエンゲル係数が上がってこれじゃ幸せになれない?」、(「ひな、元気か」あ、これうちのおじいちゃんだ…と、)それから「先週料亭行ったので、予算がない。Byプロデューサー」あらら・・・。どうしよう。そうだ、じゃ今週は、本当に3分でできて100円でおつりがくる究極のレシピってことで、「チキンラーメン」にします。たまに食べると美味しいよ…では、スタート!
お湯をわかして、器にチキンラーメンを入れて、上に卵をのっけて、あっ!ちゃんと卵用の穴がある。侮れないわね…。で、お湯を注いでフタをして、はいおしまい!あとは待つこと3分だけ、こりゃかんたん!・・・って、これで終わったらわたしの出番ないじゃない。そうだ、待ってる間お話すればいいんだ。・・・じゃひとつ、いずみひな劇場「愛のレシピ・卵ランド」のお話、はじまりはじまり~。(ここでパチパチパチ)(M)


 むかしむかし、あるしあわせ~な国に、メイヨウ姫という名の、お姫様がおりました。 ある日、メイヨウ姫は、歌を歌いながら森を散歩していました。(♪すこし下手に歌う。)♪ある日森の中~ひなちゃんが飛んでいた~♪ すると、その歌声にお天道様がおどろいたのか、ゴロゴロ!っと突然、雨になりました。目の前もみえないような土砂降りです。それでもメイヨウ姫は、そんな滝のような雨の中を、まるで泳ぐように、踊りながら散歩を続けていました。

 おなじころ、この森に、隣の国のナッシング王子がやって来ました。隣の国は不景気が続き、王子は住む城を失い、三畳一間のアパートで、赤い手ぬぐいマフラーにして裸電球の下でキャベツをかじりながらの苦労生活をしていました。ああ、せめてチキンラーメンが食べたい・・・。そしてとうとう途方に暮れ、その短い人生を終えようと、この森にやってきていたのです。

ところがそのとき、ナッシング王子は、土砂降りの雨音の中に混ざって聞こえてくる変な歌声に惹かれ、間違って無駄な元気を出してしまい、その歌の聞こえる方向へと駆け出しました。
すると、どすん!とメイヨウ姫とぶつかりました。ぶつかった瞬間、メイヨウ姫のおしりのポケットからボロボロボロと卵が落ちました。
 「お嬢さん!落ちましたよ」
振り向いたメイヨウ姫。目と目が合った瞬間、二人は恋に落ちました。
「お嬢さん・・・」
 ナッシング王子は、メイヨウ姫の手とっていいました。
「・・・なんてあなたは美しいんだ」
メイヨウ姫は微笑みました。王子は落とした卵を拾って渡そうとしました。
「これ、あなたが産んだんですか?」
 ・・・。空気読めよナッシング王子…!
 メイヨウ姫は、顔を赤らめ、なぜかそこへ都合よくやって来た馬車のタクシーに乗って行ってしまいました。

 メイヨウ姫が落とした卵は、ほとんどが割れていて、中身はモザイクがかかって分かりませんが、一つだけ割れていない卵がありました。ナッシング王子は、その卵を大事にアパートに持ち帰りました。「あのお姫様にもう一度会いたい。そうだ!この卵を孵化させたら、それで僕たち二人の愛は叶うかもしれない。」そう思って、来る日も来る日も大事に卵を温めました。
そうしてやさしく温めるうちに、自分を産んでくれた母親が、どれだけの愛情を持って自分を育ててくれたのかに気付き、王子は自分が少しでも人生を捨てようと思った事が恥ずかしく情けなく思いました。

 一方、メイヨウ姫の方は、お城で意地悪な三人の姉にいじめられていました。 
「卵、どうしたんだい。チキンラーメンに乗せられないじゃないか!」 
と叱られています。メイヨウ姫をかばってくれる人はいません。姫は昔、王様に猫と間違われて拾われた捨て子だったのです。
「今すぐ探して来な!」
と、三人の姉に責められて、メイヨウ姫は淋しくまた森へと出かけることになりました。(歩きながら、チキンラーメンは卵をのせなくてもたべられるけれども、私はあの王子様なしではいられない、と恋心を募らせていました。)

 そんな事も知らずにナッシング王子は、毎日毎日お姫様の事を思いながら卵を温めておりました。(卵は(ニャオ!)食べられそうになったり、自分が食べてしまいそうになったり、(ギーギッギ)盗まれそうになったり、(ブホホ)借金取りに取られそうになったり、膨らんだり、動いたり、くしゃみをしたり、おならをしたり。)
 ある夜、家で王子がいつものように大事に卵を温めていると、部屋の窓をたたく音がしました。泥棒?いや、もしかすると、あのお姫様かもしれない、と窓から顔を出してみると、清掃車のおじさんがいました。
「あんた、明日誕生日だろ。ゴミ出しな。玉子の殻、出しな。新しい出発しないとな。」
と、おじさんは言いました。

ちょうどその時、時計の針が12時を指し、王子様の誕生日になりました。すると、待っていたように卵は二つに割れ、中からなんと「ヘソの緒」が生まれました。嘘じゃありません。ヘソです。ヘソの緒は、ゆっくりと優雅に空中を泳ぎ始め、部屋の外に向かって飛んでいきました。慌ててナッシング王子もそのヘソの緒を追いかけました。海を越え、山を越え、谷を越え、天城越え、かつての森にやってきました。

 すると、向かい側からメイヨウ姫がやってくるではありませんか。そして二人が出会ったとき、お姫様のスカートがパッ!と広がりヘソの緒はお姫様のヘソに飛びつきました。
「あなただったのね。」
メイヨウ姫はナッシング王子にいいました。
「私は生まれたときから愛というものを知らなかった。あなたが、今教えてくれた。」
 そうして、王子様とお姫様はジャジャジャジャーン!(メロディー山場で)幸せな結婚式をあげました。おしまい

 あ!3分過ぎた。出来たようです。卵は孵化されていませんでしたね。あれっ、きみちゃん寝てる?じゃ、一人でいただきます。

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設定が絶妙におもしろいです、
チキンラーメンは生でたべるのもありです。
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MushRoom

Author:MushRoom
いずみひな
(女優・ひとり芝居家)
しあわせ・かんたん・ひなレシピっ! のプレゼンテーターです。

photo(c)Tomoko Kosugi

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